2011年01月27日

7年前の今日2


今日の朝日新聞の投稿欄「声」に
大阪の主婦の方が
「殺処分ゼロへ 命預かる責任」
と題して
投稿されています。
同じ想いの人をまた見つけた事に
嬉しくなりました。


(最近ちょっとオバハンになってへんか?)

愛護センターの中は子供達が遊べる場所など楽しい所
もあります。
でも、辛くて悲しい場所でもあります。

職員さんが里親希望の私達を案内してくだっさった最後の場所は

犬・猫の殺処分される所でした。

きっとそなるだろうと覚悟していました。

ちゃんと見ておかないと、と思う心と
見たくない、と思う心がゴチャマゼになって
頭が真っ白の状態で
前の人の背中に着いて行くのがやっとでした。
オトウサンはどうしていたかも覚えていません。

でも一つ覚えています。
茶色の子犬が檻から出てきていたのを。
誰かが「あっ、出てますよ」と
職員さんに伝えると
「いいんです。」
と言われたんです。
そして何事もなかったかの様に説明しながら進んで行かれました。

子犬は自由に歩き回れるのが嬉しいのか
あちこち匂いを嗅いで
コロコロしていて
楽しそうに

きっと職員さんは
その子犬を
その日まで
自由にしておいてあげたのだと
今もそう思っています。
 





(姫の圧勝!)

あの日、あそこで、あの時、あの場所で救えなかった子たち
を思い出すたびに
落ち込んでしまっていた母は
昨年秋に素晴らしい唄に出逢いました。
その歌詞には
「この胸の痛みは
あの子らの生きた証」とありました。
あっ!そうか
思い出してあげていいんや、忘れようとせんでええんや
覚えておいてあげないとあかんのや
っと気づかせてくれました。



その曲は「桜の涙~しっぽ達のレクイエム」
といいます。
ブログ「はなれでひなたぼっこ」のまあるさんの詞に
歌手の武田千佳さんが曲をつけCDになっています。
母のお気に入りから「はなれでひなたぼっこ」を
クリックしてみて下さい。
その曲も聞くことができますし、
まあるワールドにハマってしまいます。

オトウサンは子供のころ
6猫飼っていたことがあり、
みんなノラさんだったそう。
なのでオッサンは
店長の陰謀でしたが
ハルの時はペットショップからとは
全く頭にありませんでした。

人それぞれ考えがあって、
犬を飼いたいと聞けば
愛護センターの話をして
協力してくれる人もいましたし、
血統書にこだわる人もいました。

たまたまでしょうか
愛護センターからの「つつじちゃん」は下津町のみかん農家で幸せになりました。
ペットショップからのまめ柴クンは飼い主を噛んでどこかに貰われていきました。

愛護センターでは
健康診断はもちろんの事
猫は先住猫の長老猫がしつけをしてくれると言われてました。
犬はある程度のしつけをしてからになるので、生まれたばかりの
かわいい子犬を希望される方には少しがっかりされてしまうとの事。

講習を受けても
「この犬ウンチするからイヤ」と言って返しに来る人や
(信じられへん!)
年配の方だからこの犬は大きくなるからやめたほうが・・・。
とアドバイスしたにもかかわらず連れて帰って
やっぱりムリだったりとか
なかなか難しいようです。



「ハル」
はオトウサンが名づけました。
まだ寒いけど
暦ではもう春だから・・・
って
ウチに来て2か月後、
ハルは脱走をはかります。
母がドアを開けたスキに。
家族、近所を巻き込んで
張り紙作戦までし、
一睡もできなかった翌朝。
庭の板の下にうずくまってたんよねえ。
なんで、誰がこんなとこに板おいたんじゃあー!
その後も網戸やぶって逃走やらイロイロやらかしてくれたな。
姫、最近キキマンに押され気味やけど
がんばれ!

家族にしてあげてください。
心から。
命の大切さは
人も動物も一緒です。


  


Posted by サスケ母 at 23:46Comments(4)