2012年03月14日

おくへ帰る


実家の亡き父のふるさとに帰って来ました。

熊野古道が通る中辺路町近露という村です。

小学生の頃は(40年前)
田舎に帰ることを
「おくへ帰る」と言っていました。


有名になった
大イチョウ
昔はこの真下を通って帰りました。

ここを通る度
父が
小学生の頃
みんなで造った道だと
自慢していたっけ

今は広い道がついて
遠くからの眺めとなりました。

車酔いがひどかった母は
このイチョウを仰ぎ見て

「ああ、もう少しでおばあちゃんに逢える」
と思ったものでした。

今回の帰省は
父の弟(私の叔父)
が先日亡くなり
お参りに。


父は8人兄弟
よく似た顔の叔父さん・叔母さん達に逢えました。

いっぱい
遊んで
いっぱい
かわいがってもらったなぁ

みなさん
御歳を重ねて・・・イロイロ大変
そりぁ~
母がこんな歳だものねぇ



昨年9月の台風の爪痕が



いたる所に今も残っています。

川近くに住む叔母ちゃんも避難したそうです。

田んぼを無くしてしまったのは
亡くなった叔父だったそうです。


最近は
世界遺産で有名になったけれど


その前は
お店なんて無くて

マムシもいて
イノシシ、鹿も近くに居て

ほんまもんの
自然がいっぱいの
おく
だったのです。



もう誰も居ない
おじいちゃん、おばあちゃんの家

ここが私の原点のような気がしています。



  


Posted by サスケ母 at 10:31Comments(0)