2021年11月19日
シロ(2)
あの日から18年
なぜか今しかないと、ふと思った
シロがいた

泣きながら一人で掘った
今より若かった母はこんなに掘ったんかい!
と、自分に腹立つくらい
途中で諦めかけたくらい
掘ったら
シロがデテキテクレタ

綺麗にいてくれました
掘っている時は
少し怖かったけれど
見つけた時は
嬉しくて抱きしめてしまった
シロとの想い出はいっぱいあって
今日、それを、かみしめています
来年、実家を手放す事が決まった
Posted by サスケ母 at
18:10
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2021年11月19日
シロ(1)
ずっと気になっていた事がある
空家になった実家を手放す時
裏庭に埋葬したシロをどうしようと
母が26歳の時、シロの里親になった
実家の父・ケンさんも犬好きで
二人で争うように散歩をした(今思えば一緒に行けばよかった)
35歳で家を出た後
ケンさんとしぃちゃん(実家の母)が世話をしてくれた
母が42歳の時、ケンさんが病気になり
もう病院から帰って来ないと
シロは分かっていたのだと思う
ケンさんが亡くなるひと月前に
しぃちゃんの腕の中で亡くなった
その、一週間後
今度はしぃちゃんが心筋梗塞で入院
一命はとりとめたが
その時
シロはもう自分の世話をしてくれる人が
いなくなると、分かっていたんだと思った
二人の親の入院で疲れ果てていた
アパート暮らしでシロは連れてこれない
病院と実家と自宅を
毎日行き来する体力気力がなかった
シロは、もうボクの事はいいからと
私の為だったのかなと思った
ケンさんの病室で
シロが亡くなった、としぃちゃんの知らせを受け
ケンさんに「ちょっと用事ができた」と誤魔化して
実家に戻った
悲しくて、何も考えられず
しぃちゃんが、裏庭に埋葬して
と言うのに従って
泣きながら穴を深く掘った
11月19日、シロ虹の橋へ
Posted by サスケ母 at
18:09
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